とうえのブログ

若年性パーキンソン病でアラフォー難病女子の自由な思いや日常

無収入の絶望感は半端ない[お金の余裕は心の余裕②]

こんにちは、とうえのです。

 

今回は失職し無職となり、身体と心が回復せずに再就職もできないでいた無収入期間に障害年金を申請して受給できた話となります。

 

「お金なんてなくても人生なんとかなるよ!大丈夫!」

なんてことをどこかで聞いたことがありますが、大丈夫なわけがありません。

 

入ってくる収入が全くなく、手持ちのお金がじわじわと減ってくるとどんどん心が荒んできます。

 

お金の余裕は心の余裕だと思います。

 

どんな時でも楽しく前向きでいれば人生上向きになる!、...そんな風に考えて口角を上げて過ごしていた時期もありました。

だけど無収入時代はお金が減ってなくなっていくという恐怖に包まれているせいなのか、前向きに考えようにも考えることができませんでした。

 

性格の問題でもあるのでしょうが、マイナス思考気味だったのにさらに拍車がかかってきます。

 

不安な時「大丈夫大丈夫、なんとかなる…。」と呪文のように呟いてなんとか不安を取っ払おうとしますが、言葉も虚しく心の奥底で(本当に大丈夫なのかな?なんともならなかったらどうしよう…)と、第二の人格のようなものが出てきて不安のままでいさせようとします。

 

もうね、ループになるんですよ。嫌になる。

 

違うことをして考えることをやめるか眠るかでなんとか希死念慮を追っ払っていました。

 

「起こってもいない先のことを考えて悩むのは時間の無駄、問題が起きた時に解決策を考えればいい。」

この言葉を不安な時に思い出せればしめたもの、不安感は小さくなっていきます。

 

思い出せなかったら絶望へまっしぐらですけどね。

 

障害年金という制度を知る

当時は抑うつ状態、転換性障害という診断を受けて自宅療養をしていました。

身体も心も機能しなかったのですが、やることは眠ることとネットで情報検索でした。

 

検索キーワードは無収入、働けない、病気療養などなど。

さまざまな情報がありましたが、そんな中から障害年金というものを知りました。

 

障害年金とは簡潔にいうと、”不慮の怪我や病気などで障害の状態になった時など、人生のもしもを支える社会保障制度”です。

 

障害の状態になった時に生活を支える者として支給されるお金ということを知り、該当する障害の状態も身体の障害だけではなく、精神的な障害も該当します。

 

障害年金の支給要件・種類

受給対象になるのは、公的年金に加入していてきちんと保険料を払っている期間がある人。

障害年金は「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類があります。

 

その障害の原因となった病気や怪我で初めて病院に行った日、初診日に自分がどの年金に入っていたのかで変わります。

国民年金であったのなら「障害基礎年金」、厚生年金だったのなら「障害厚生年金」です。

 

厚生年金の場合は自動的に国民年金の被保険者にもなるので、障害の程度が1級、または2級の時は障害基礎年金も支給されます。

 

支給額については障害の程度によって決まります。

毎年物価や賃金なんかの変動に応じて見直しがされているようですね。

とうえのは症状が出た時に受診した初診日の時期は厚生年金に加入しており、申請結果障害厚生年金の3級でした。

 

障害年金は申請手続きが大変

障害年金の支給を受けるためには申請をしなくてはなりません。

ただ申請の手続きは調べたところ、自分で一から行うにはとうえのにはハードルが高いと判断しました。

 

その理由としては主に2つ。

①集めなければいけない書類が複雑で多い。提出する診断書も初診日の病院のものや現在通院している病院のものと2種類必要とのこと。そのほか諸々…。

 

年金事務所へ手続きが完了するまで最低2回は行かないといけない。そのうえ居住地域に年金事務所はなく、近い場所は2箇所だがどちらも車で30分以上かかる場所にあった。心と身体が動けないのに予約取って移動して説明聞いて…と、それは苦行意外何者でもない。

 

結果としては社労士に全てをお任せしました。

その当時の状態は電話することもしんどかったので対面しなくて良い、やりとりはLINEというところに決めました。

 

お金はかかりましたが、精神的にも身体的にも頼んで良かったです。

 

着手金と結果報酬を払わなければいけないことでかなり悩みはしましたね。

でも自分1人で書類を揃えたりなんだかんだしていたらもっと体調が悪くなったと思われます。

 

1人で悩まないことも大事

申請後3〜4ヶ月後に結果が来ました。その間も本当に受給できるのか不安いっぱいで、その度に依頼した社労士事務所へLINEを送っていました。

 

障害年金を申請するまで、お金というデリケートな問題ゆえ友人などには相談なんてできなくて、鬱々とした日々を送っていましたが1人で悩んで考えているのは、メンタルにダメージを蓄積させていくことがわかりました。

 

誰かに相談する、これだけで心の負担が軽くなると思います。

 

相談する相手を間違うとさらに追い詰められてしまうことも経験済みですが、孤独はよくない。

お金も大切ですし、思いを話すことができるところを見つけることも必要ですね。

 

では今回はこの辺で。

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